古いポケットウォッチが2点入荷しました。どちらも地元下町の方からの買取り品で、1920~1930年代のかなり古い品々。きちんと動作はしていましたが、オーバーホールに出し、分解掃除、時間調整、部品交換を行っております。
現在、そこそこの精度できちんと動作していますが、日々生じる微妙な誤差は、その都度調整が必要になります。また手巻き式のため、毎日ゼンマイを巻く必要があります。慣れない方には面倒に感じるでしょう。でも手のかかる子ほどなんとやらで、こういうものほどかえって愛着を感じるもの。
サイズはコンパクトで、デニムのフロントに付いている小さなコインポケットにも収まるサイズ感です。真っ白な文字盤にブルースチールの針、そして上品な字体の数字は、特に目をひくようなものではありませんが、まさにベーシック。世代を超えてご愛用いただけるアイテムです。