磁器製の碍子(ガイシ)を3点アップしました。碍子は電柱や鉄塔に使われる絶縁器具で、海外ではかつて木製やガラスの碍子も作られていましたが、絶縁性能や強度、価格的な問題から、磁器製の碍子が現在は主流となっています。
ちなみに日本ではじめて碍子を製造したのは、後に香蘭社を設立する8代目深川栄左ヱ門で、1870年代のこと。
アップしたのは、日本の大きな碍子が2つと、鏡餅のようなアメリカの碍子が1つになります。
この写真だけではサイズ感が伝わりづらいかと思いますが、古道具屋によくある碍子(例えばこちら)に比べるとかなり大きな碍子になります。どちらも鉄の棒が固定されたままとなりますが、片方はうまい具合にスタンドになってくれているので、そのまま飾って楽しめます。
https://towi.jp/products/japanese-large-insulator-1
https://towi.jp/products/japanese-large-insulator-2
裾が広がった安定感のあるフォルムのアメリカの碍子。メーカーは不明ですが、1900年代初頭から、新しく見積もっても1950年代までのものと思われます。表面の傷やギラツキは見られますが、大きなダメージはありません。そのまま飾ってもいいですし、ペーパーウェイトのような使い方もできるかと。
https://towi.jp/products/usa-unknown-insulator-1