今日は古い帯布を2本ほどご紹介します。どちらもかなり細長い布ですので、棒にからませて壁にディスプレイしたり、テーブルランナーといった楽しみ方ができます。
モン族の帯布
こちらは東南アジアに広く住み暮らすモン族という少数民族の帯布。実際は帯ではなく、おそらく衣装に加工されるものと思われますが、その長さなんと4m以上!クロスステッチで美しい幾何学模様が表現された布や、コーチングステッチによって不規則な模様が描かれた布など、数種類の布が組み合わされていて、見ているだけで飽きません。
裂き織りの帯布
こちらは日本の古い裂き織りの帯。裂き織りはもともと着古した着物を再利用する目的ではじめられたものですが、この帯布は再利用という目的に加え、芸術性も持たせた一品。使われている布地はよく見ると色褪せによる濃淡がありますが、全体として見ると非常にキレイに仕上がっています。