あっさりとした中に美しさが感じられる木彫りの水鳥。クチバシは長めですが、額のラインからおそらくコブハクチョウではないかと想像します。全体のバランスを考慮してのことかもしれませんし、あるいは白鳥ではなく、他の鳥なのかもしれません。
頭頂部からクチバシにかけてのライン、豊かにふくらんだ背中。ざっくりとした彫りだからこそ感じられる線の美しさ。在銘ですが、勉強不足でして…よって年代も不明ですが、さほど古くはない気もします。
くすんだゴールドと白のペイント使って、味付がされております。単に古色とも言えない、味わい深い風合い。さて、うちならどこへ置こうか。思いを巡らすだけでも楽しいです。