浅草寺の二天門を出たところにあるアミューズミュージアムには、民俗学者田中忠三郎氏の膨大な襤褸のコレクションが展示されていますが、その中に下北半島のとある老女が亡くなった後で見つかった大量の足袋というのがあります。使い古した布を継ぎ接ぎし、刺し子を施し、子供用から大人用まで様々なサイズの足袋を家族のために作り、ストックしていたそうです。
ご紹介するのは、そこまでの量ではないものの、やはり古くなった布を大事に使って作られた、大小さまざまな巾着たち。使われている生地は色も柄もバラバラで、形や大きさもイロイロ。すべてがすべて継ぎ接ぎだらけというわけではありませんが、どれも使い古された布が再利用されていて、下北の老女の足袋にも通ずる「無駄にしない」スピリットが強く感じられる品々です。
色褪せやホツレはもちろん、ものによっては生地に裂けも見られますが、すべて入念に洗濯済みです。格安にて。
使い古した布で作られたポーチ
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