リングスツールが名作と言われる理由

天童木工の名作 リングスツールを仕入れました。本当にいいスツールですが、残念なことに座面に何かの切れ込みが入っていたため、思い切って、思い切って、張り地とウレタンフォームは外しました。

リングスツールには張り地のないタイプもありますが、それとは明らかに違い、こちらは脚の接合部分が丸見え。でもこの完成されていない感じも楽しんでもらえたらなと。

天童木工 リングスツール

1955年の発売から今なお販売が続けられているこのリングスツールは、元々天童木工の工場で使われていたんだそうです。デザインしたのは、当時工場長だった加藤徳吉。

天童木工 リングスツール

この椅子の一番の特徴は座面と脚の接合にありまして、金属の筒と一緒にはめ込んでいるため、抜けることもぐらつくこともありません。

天童木工 リングスツール

そしてとにかく座り心地がいいところもポイントで、座面の中央をくぼませてあるんです。サイズ感がほぼ同じで、中央をくぼませていないスツールがちょうど店にあったので比べてみたのですが、リングスツールの方が断然座り心地が良かったです。これを使い始めたら、他のスツールには戻れないでしょう。

天童木工 リングスツール

座面は磨いていますが、オイルも何も塗っていない状態ですので、脚と同じくらいの飴色になるまでどんどん座ってあげて下さい。
天童木工 リングスツール

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