キレイなブルーグリーンの牛乳瓶が入荷しました。気泡がたっぷり入ったとろとろのガラスです。
日本で牛乳が一般的に飲まれるようになったのは明治以降のことで、政府の奨励もあり、日清日露戦争の頃から急速に普及しました。当初は木桶に入れて量り売りされていたそうですが、それがブリキ缶にかわり、衛生上の問題から1900年初頭よりガラス瓶が使われるようになります。
このボトルはブラックライトを当てるとグリーンに蛍光するため、戦前のガラスであることがわかります。なお昭和初期は牛乳瓶は無色であることが義務付けられていたため、このボトルは物資の不足していた第二次大戦頃のものではないかと思われます。