少し前に整備が終わった掛け時計を2つ。早速ご紹介してまいります。
1970年代のSEIKOのトランジスタークロック。ケースおよび文字盤は木目調で、数字は丸みを帯びた愛らしいフォントとなっております。背面に貼られたステッカーには始動日および電池の交換日がきちんと記入されていて、始動は昭和47年、最終電池交換は平成3年だったようです。単三電池1本で動くクオーツムーブメントに交換済みなので、現代の時計と同じようにお使いいただけます。
こちらは時間管理機器の専門メーカーであるAMANOの時計になります。元はおそらくタイムレコーダーなどに接続されていた、いわゆる業務用機器かと思われ、内部には電子機器が装着されていましたが、それらを取り外した上で、クオーツムーブメントに交換してあります。おそらく掛け時計としては世界に一つ。
内部には取り外せないステンレスの骨組みが残っているため、総重量は2.4kg弱あります。時計を支える金具は、下地のしっかりした箇所に打ち込んで下さい。