アール・デコなベークライトのシガレットホルダー

Bakelite Cigarette Holder

初の人工プラスチックとして発明されたベークライトが、その有用性の高さからファッションやインテリア、工業製品まで多岐にわたって使われ始めたのが1920年代のこと。

ちょうどその頃のアメリカでは、機械化が進み、価格も下がってきた紙巻タバコ、いわゆるシガレットの売上が、パイプタバコの売上を追い抜きました。売上が増加すれば、その周辺グッズも作られるようになるわけで、このベークライトのシガレットホルダーは、そんな背景のもとで誕生しました。

ドーム型の蓋はおそらくピューター。表面の黒ずみが、いい塩梅に模様になってくれています。ホルダー部分は程よく重量感があり、ペーパーウェイトにしてもいい感じです。短くないと蓋が閉まりませんが、鉛筆立てなんて使い方もありでしょう。

’30s~’40s Bakelite Cigarette Holder

Bakelite Cigarette Holder

Bakelite Cigarette Holder