アンカーコップが久しぶりに入荷しました。現代の感覚からすれば、どう見てもコップにしか見えませんが、第二次大戦前後の金属が不足していた時代、缶詰の代用品として作られ始めたのがこのアンカーコップになります。ちなみに言うと、蓋は金属が使われていたようです。
原料には再生ガラスが使われていたため、色味は淡い黄緑~緑色。ガラスには気泡やシワといった特徴が見られ、古い時代ならではの味わいがあります。
乳白の模様が入っているように見えるかもしれませんが、これは曇りです。うっすらとまんべんなく入っているので、汚らしい感じはしないのですが、ガラス専用のクリーナーで磨いてみたものの、落とせず。
ガラスは多少厚手で、サイズのわりにずっしりとした重量感があるところも、個人的に好きです。容量はなみなみ注いで約280mlほど。ビールや冷酒、ハイボールなどにいかがでしょうか。
島田硝子のアンカーコップ
https://item.rakuten.co.jp/sho-zo/j-glass-2/