ブームが去り、そろそろ乗っかったなとは思われない頃かと思うので、コソコソせずにメイソンジャーも紹介していきたいと思う。今日は最近読んだ「猪熊弦一郎のおもちゃ箱」という本の中で紹介されていたメイソンジャーを。
鋳物職人だったJohn Landis Masonがガラス瓶の口のまわりに溝をつくり、蓋がきっちりしまる仕組みを考案して特許を取ったのが1858年のこと。当時、食べ物を保存する方法は、乾燥、漬け込み、燻製しかなかったので、彼の作ったメイソンジャーという名の保存容器は瞬く間に普及します。
その後、1879年に特許が切れると、様々なメーカーがメイソンジャーを作り始めますが、当初はJohn Landis Masonの製品をそのまま模倣したジャーがよく作られていました。これらのジャーは側面に「MASON’S PATENT NOV 30TH 1858」という文言が入っている点で共通していますが、1910年代までしか作られていないため、あまり数が残っていません。
ガラスの形や色、質感は古い時代ならではのものですが、メーカーによって少しずつ違いがあるので、そのへんも見てもらえたらなと。
Mason’s Patent Nov 30th 1858 Jar
Mason’s Patent Nov 30th 1858 Jar
Mason’s Patent Nov 30th 1858 Jar
Mason’s Patent Nov 30th 1858 Jar
Mason’s Patent Nov 30th 1858 Jar
Mason’s Patent Nov 30th 1858 Jar