アメリカの古いものばかりが続いてしまったので、気分転換にアジアの古布の写真を撮りなおしています。今日はまず中国の少数民族の衣装やブランケットなど3枚をアップ。新たに入荷したものはないのですが、価格は見直してますので、どうぞご覧ください。
色鮮やかな模様で埋め尽くされたベビーキャリー(赤ちゃんの抱っこひも)は、中国南部に広く住み暮らすトン族の一品です。小さい布が上側にきて頭を保護し、大きな布は赤ちゃんの体をくるむ形となります。刺繍の細かさが圧巻で、できれば手に取って直接見てもらいたいところ。
https://item.rakuten.co.jp/sho-zo/dong-baby-sling/
筒状に縫われた四角いこの布は、中国の海南島に暮らす黎族(リー族)の女性が、かつてスカートとして着用していたもの。藍染めされた綿布には織り模様が入り、さらに鮮やかな絹糸で刺繍が加えられていますが、過度な装飾はなく、おおらかな印象を受けます。なお藍は濃い色を保ちつつも少しだけ褪色しており、やや緑に寄った感じのとても味のある色味となっています。
https://item.rakuten.co.jp/sho-zo/li-skirt/
四川州のイ族の手による1900年代初期の織り布です。昔は織機の幅が狭かったため、この布も三枚の細長い布をつなぎ合わせてできていますが、つなぎ目の模様がここまでキレイにそろえられる人はめったにいません。名も無き名人の手による最高級の一枚です。
https://item.rakuten.co.jp/sho-zo/yi-blanket/
明日火曜は休ませていただきまして、水曜から引き続き残りの布も撮影に入る予定です。どうかもう少しお付き合い下さい。