1940~1945年のKerrの替え蓋

Kerr Wide Mason Caps

メイソンジャーの替え蓋には大きく分けて2種類ありまして、一つはジンクキャップと呼ばれる、内側にミルクガラスがはめ込まれたタイプのもの(例えばこちら)。丈夫で、鉄のような赤サビは発生しないため、ヴィンテージのメイソンジャーにはたいていこのタイプが装着されています。

もう一つはBallなどの現行品に装着されている、薄い金属ディスク+それを押さえつけるリングという2ピースタイプのもの(例えばこちら)。こちらはジンクキャップとは対照的に作りが華奢で、サビも出やすく、しかも基本的に使い捨てのため、残っているケースは少なめ。それでも1960年代以降のものなら、デッドストックでもまだ見つかりますが、それよりも古い年代のものとなると、現存数は極端に少なくなります。

ということで、古い年代の2ピースタイプの替え蓋は、良い状態のものがなかなか見つからなかったのですが、ようやく見つかりました。Kerrのワイドマウス用で、第二次大戦中となる1940~1945年のもの。

状態、良いです。サビがないのはもちろん、キズは磨きキズ程度のレベルのもので、内側のゴムシールもキレイに残っております(硬化はしています)。

ご興味のないお客様にとっては、なんのこっちゃという説明になってしまいましたが、とにかく珍しいものです。お探しだったお客様も、そういらっしゃるとは思っておりませんが、もしいらっしゃいましたらぜひ。

Kerr Wide Mason Caps(替え蓋 / ワイドマウス)