一番サイズの小さな1~3CUP(CM-1)のオールドケメックスがようやく入荷しました。
ケメックスはドイツ人化学者Peter J. Schlumbohmによって1941年に発明されて以来、ほとんど姿をかえておらず、今なお作られ続けています。
ただし年代によって細かな仕様が違っていて、オールドケメックスと呼ばれる1980年代以前のものはPyrex社が製造、1970~1990年代頃まではドイツでも製造されていました。
製造方法も異なり、職人によるハンドブロウ(手吹きガラス製法)のため、ガラスには微妙なゆがみやシワといった特徴が見られます。またガラスは厚手のため、現行の量産されたケメックスに比べると、しっかりした作りという印象を受けます。なお底の3箇所の出っ張り(脚)やスタンプ、注ぎ口の形状も、オールドケメックスの特徴となっています。
このサイズは容量の小ささから、当時アメリカでは人気が薄く、今となってはとても希少な存在。キレイなコンディションをキープした個体となると、さらに数は絞られるので、お探しだったお客様はぜひ。
コーヒーメーカーとしてはもちろんですが、ペットボトルのジュースもケメックスで出すと見た目がよく、3割増しで美味しそうに見えます。