
昨日に続いてVictorのマグカップをもうひとつご紹介します。
Victorはもともと電線に使う絶縁器具「碍子(ガイシ)」を製造していましたが、碍子ビジネスの伸び悩みから一大決心をし、第二次大戦中に軍用の食器を作り始めます。さらに戦後は一般向けにマグカップを作りはじめますが、これが後に成功し、コーヒーマグのスタンダードとして広く愛される存在となりました。
持ち手や裾の意匠が凝った作りのこのマグカップは、Victorがまだ広く受け入れられる前の、1950年代から、新しく見積もっても1960年代までに作られたものと想像されます。いわば試行錯誤の段階で生み出された一品ですが、残念ながらこのモデルは一代限りで製造が打ち切られ、Victorはシンプル路線をひた走ります。
しかし、だからと言ってどこか欠点があるというわけではないんです。後年のシンプルなVictorとは見た目の印象がかなり異なりますが、持ち手はとても握りやすく、程よい厚み、程よい重み。使っていくうちに、じんわりと良さが感じられる、そんな一品になっております。
Victorの中でも取り分け残存数が少ないモデルですので、Victor好きなお客様はもちろん、古いマグカップがお好きなお客様はぜひご検討ください。
→ https://towi.jp/products/victor-bluegrey

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