染料をつけたスポンジや布切れを叩いたり押し付けたりして模様をつけるスポンジウェア。アメリカでは300年ほどの歴史がある伝統的な技法で根強い人気を誇りますが、しかし日本ではいまいち知名度が低く、ヴィンテージショップやアウトドア用の食器でたまに見かける程度でしかありません。
いったいなぜなのだろう?単純でプリミティブな技法は、手先の器用な日本人の職人気質には合わない?いやいや、知らないのは自分だけで、実はスポンジウェアを作ってる作家さんは日本中にごろごろいたりして。なんて思って検索してみたが、なかなか見つからない。少なくともごろごろはいなさそうだ。
この先、考えても進まなそうなので、そろそろ商品を紹介したいと思います。スポンジウェアのマグとカスタードカップをアップしました。
マグカップの方はラッパのように口の広がった特徴のある形をしていますが、横からのフォルムがたいへん美しい一品。さらに模様がきめ細かで、これもまた美しいです。さらにコンディションが良くて、小傷も本当にわずか。おそらくあまり使用されずに保管されてきたのでしょう。
カスタードカップの方は、ぽってりと厚手の作りをした1900年代初頭の作。「カスタードカップ」というと日本ではあまり馴染みがないので伝わりづらいかもしれませんが、大きさ的には湯呑みに近い感じです。ヨーグルトやアイス、プリンといったデザートがマッチしますが、それ以外にも小鉢にしたり湯呑にしたり、コーヒーカップとしてお使いいただいてもいいかもしれません。
アップした商品以外にもスポンジウェアは入荷してるんですが、数がそろっていないので、ご興味のある方は直接お問い合わせいただくか、もしくは店頭にてお声がけください。