今日はちょっと売りづらい、というか良さを伝えにくい日本の古道具を3点。
まず上の写真は、スタンドミラーになります。卓上サイズの、ありそうでなかなか見つからない一品。メーカー名などは入らず、ただシンプルに使い勝手のみが考慮されています。ダメージや劣化も少々見られますが、まあ味として受け取れる範囲内。
水玉の模様が入ったこちらの壺は信楽焼。偶発的にできる模様の上に人為的な遊び心が加わった一品です。水漏れがあるため花活けには使えませんが、流木なんかを無造作に入れておいたらかっこいいと思う。もちろん収納にも。内外、結構きれいです。
陽が傾き始めてから撮った写真のため、暗くてなにがなんだか全然わかりませんが、こちらはアルミの鍋になります。暗いだけじゃなく、実際のところ真っ黒です。これを磨いて磨いて、銀色の表面が見え始めてきたところでストップ。さらにこすればまだ黒ずみは落とせますが、個人的にはこのくらいの風情がベストなんじゃないかと。道具類を収納しておいたり、ゴミ箱なんて使い方もありかもしれません。
今日紹介した3点は、どれもさほど珍しいものではなく、言ってみればなんてことない品物です。でも最近の中では個人的にかなり突き刺さった3点でして、いやはや写真と文章のみで良さを伝えるのは難しい。改めて自分の語彙やアイデアのなさを実感しました。