真のマニアにおすすめしたいヴィンテージのマグ

今日はちょっとめずらしいヴィンテージ・マグを2つほどご紹介します。

Unknown(無名)グリーンラインのマグカップ

まずはこちら、メーカー不明のグリーンライン入りマグです。形は背の低い半球形で、カラーは古い年代特有の真っ白に近いホワイト。表面には細かな傷やシミが多く見られまして、またツヤもだいぶ損なわれています。色味や使用感から、新しく見積もっても1940年代あたりのものではないかと。かなり古めの一品です。

ダメージがあるため、手放しにオススメはできませんが、希少なマグであることは間違いありません。古い年代のものがお好きなお客様、希少なマグカップをお探しのお客様はぜひ。
Unknown(無名)グリーンラインのマグカップ

Wallace(ウォレス)Farmer Brothers マグカップ

こちらはコーヒーや紅茶を中心としたフードサービスを展開するFarmer Brothersのマグカップです。製造はWallace China(Chinaは中国製ではなく陶磁器の意)。

Farmer Brothersはマグカップ以外にプレートなども存在するようですが、業務用として作らせたものなのか、はたまたノベルティだったのか、定かではありません。年代的にはWallaceの1950年代のマグカップに似たものがあるので、このマグカップも同じ頃に作られたものと推測されます。

形はやや細長いフォルムで、丸みを帯びた裾の形状がとても特徴的です。カラーはベージュ。製造時についた小さな点や穴の他、使用にともなう小傷やシミも見受けられますが、年代を考慮すれば状態はまずまず良好と言えるでしょう。表面のツヤもまだ残っています。
Wallace(ウォレス)Farmer Brothers マグカップ