持ち手のないマグカップ

今週末の企画「ご自由にお持ち下さい」の準備を進めつつ、久しぶりにウォッチマンズマグをアップしました。状態の良いものはもう本当に見つかりません。人とかぶらないヘビーマグをお探しの方はぜひご覧ください。

ウォッチマンズマグ

ウォッチマンズマグ

日本の湯呑を大きくしたようなフォルムのウォッチマンズマグ。U.S.NAVY(アメリカ海軍)で使われていたもので、つくりはかなりの厚手。さらに持ち手は当たると折れてしまうため、はじめから付けないというスタンスでした。

この手のマグは、船上での見張りの際に船員たちが手を温めるのに大いに役立ったことから「ネイビーウォッチマグ」とか「ウォッチマンズマグ」といった名称で呼ばれていますが、一般向けにつくられることはなかったため、残存数は極めて少なく希少です。
Shenango(シェナンゴ)ウォッチマンズマグ
Sterling(スターリング)ウォッチマンズマグ

シェービングマグ

ベルを逆さにしたような独特のフォルムをしたカップ。持ち手は付いておらず、かなりの厚手。こういったカップはマグカップやデザートカップとして使う場合もあれば、髭剃り用のシェービングカップとして使う場合もあって、当時のカタログがあるわけでもないので名前の付け方に迷います。

底にVitrified Chinaと入っていますが、メーカー名ではなく、磁器の意味になります。重さは441gほどあるので、ヘビーマグの部類。容量は9分目までで200mlちょい入ります。
ベル型のシェービングマグ