Victor初期のマグカップ

電線に使う碍子(ガイシ)を作っていたVictorがマグカップの製造に力を入れ始めるのは第二次大戦後のこと。その後、1980年代まで製造を続けますが、初期の頃をのぞいてVictorのマグカップはなんと1種類しか存在しません。もちろんサイズとカラーバリエーションは若干ありますが、それも決して多くはありません。

Victor(ヴィクター)マグカップ ホワイト(前期)

しかしこの1種類のマグカップが非常によくできていて、中央をシェイプしたフォルムは圧倒的に均整がとれています。まあ悪く言えばつまらないわけですが、何度飽きても結局戻ってこれるタイプ。

でもよろしくない部分もあって、Victorは持ち手のつくりが雑でした。徐々に改善はされていくため、新しい年代のものではさほど気にはならなくなりますが、古いバックスタンプのさらに初期の頃は、持ち手のサイズと取り付け位置がもうばらばら。他のメーカーではありえないレベルのもので、決して褒められたものではないのですが、でも個人的にはこの頃のVictorが大好きで使い続けています。

Victor(ヴィクター)マグカップ ホワイト(前期)

そんな初期のVictorがものすごく久しぶりに入荷しました。状態は非常に良しです。古いVictorをお探しだった方、ずっと使い続けられるダイナーマグをお探しの方はぜひのぞいてみて下さい。
Victor(ヴィクター)マグカップ ホワイト(前期)